ウサギの餅つき大会─中秋の名月

2007/9/25




本日西暦2007年9月25日は旧暦8月15日で、中秋の名月です。中国では中秋節。お月見です。
まんまるお月さまを見上げて一家団円。遠く離れた家族は帰って過ごし、帰れない人は月に想いを寄せて心を通わせます。
「千里嬋娟を共にす」という日です。

そこで、先日浅草に行ったときに、雷門横、和雑貨の黒田屋さんで泥人形、「ウサギの餅つき大会」を買いました。
まんまるお月さんを背景に、5匹のウサギがぺたんぺたんと餅つき大会といった可愛い図なのでした。
でも中国の伝承ではウサギがついているのは餅ではなく、不老不死の霊薬です。かぐや姫の伝説にも通じます。

こんな神話です。

むかし9個の太陽が照りつけて、地上が日照りあがって人々が苦しんでいたとき、狩人の羿(げい)が弓もて8個の
太陽を射落としました。
地上に平安がもどり、西王母は羿に不老不死の霊薬を褒美に与えました。
妻の嫦娥(じょうが・嬋娟と同じ人物)はこっそり薬を飲みました。
すると体がふわふわ浮いて、天にあがっていきました。月にあがってかえれなくなりました。

月のなかのウサギさんは、玉の杵でこの不老不死の薬をつくっているのです。

でも、本当の満月は二日後の27日だそうです。今日の朝のニュース、Oha!4で気象担当の松岡洋子さんが言っておりました。


朱閣に 轉じ
綺戸に 低くして
照らされて  眠ること 無し
應に 恨み 有るべからざるも
何事ぞ  長(とこし)へ向くに 別かるる時は圓なる
人に  悲歡 離合  有り
月に 陰晴 圓缺  有り
此の事  古より 全ふすること 難し
但だ願くは  人 長久にして
千里  嬋娟を 共にせんことを

蘇軾「水調歌頭」